
『妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)』には埼玉県唯一の国宝建造物があります。
正式には『歓喜院(かんぎいん)』で、高野山真言宗の仏教寺院。
本尊は、歓喜天御正体錫杖頭で重要文化財に指定されています。
もう一つの重要文化財が、貴惣門。
境内入口直ぐの門がそれです。
正面遠目では分かり難いものの、
近寄ると素晴らしい彫刻の数々で飾られています。
素晴らしいというか、凄まじいというか。
もう、どこをどう見ればいいのかワカランレベルで、
とりあえず写真を撮っておきました。
動画で撮るのがベストだったのかもしれませんが、
若干、アワアワしていたもんで思い浮かびませんでした。

【貴惣門】
嘉永4年竣工
安政2年(1855年)頃完成
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この門は、正面よりも横から見る方が面白いです。



書の知識が無いもので、この書体の良さが語れませんが、
周囲の彫刻は素晴らしいと思えました。

屋根を上下二重とし、下重は前後に2つの切妻屋根を架け、
側面から見ると3つの破風をもつ特異な形式の門。←wikiより


蕪懸魚(かぶらげぎょ)



















ここには何かが書かれていたんでしょうね。
今は全く見えませんが。

[持国天(じこくてん)]
東方を護る守護神として造像される場合が多く、
向かって右手前に安置されるのが原則とされます。


体色は赤く、右手を拳にして右腰に置き、左手に刀を持つ姿で表されることが多い。


足下に邪鬼を踏みつけています。

多聞天(毘沙門天)は修復中で不在でした。






獅子の口が赤いってことは、以前は朱に塗られていたのかもしれませんね。








奈良辺りでよく見る石の台座部分。
あの上にはこういう重厚な木造建築物が建っていたんでしょうね。
次回観る時は、もう少しリアルに妄想できそうです。

そして参道は手前側にある中門、仁王門へと続きます。

【妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)】
埼玉県熊谷市妻沼1627
山号:聖天山
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片道460円 Suica利用可