
上田蚕種協業組合は、大正5年(1916)に地元の蚕種家が出資し、
上田蚕種株式会社として設立したのが始まり。
最盛期には22万箱の蚕種をこの組合から出荷していたそうです。
この建物を観に、わざわざ柳町から徒歩で行って参りました。
母を長らく歩かせて申し訳なかったけれど、
どうしても見てみたかったので、結果としては満足です。

昭和時代の写真を見ると、外壁の色が変わっています。
昔はクリーム色の部分が多かったみたい。
平日じゃないので駐車している車が少なく、写真撮影としては助かりました。


蚕の旧字ってめっちゃ難しいですね。

マークが何を表しているかは謎ですが、
その上にあるのは蝶ではなく蚕だってのは分かります。


ガラスのドアから見える内部。
なんだか昔の学校みたい。
天井が良いですね。

南天の下にあるのは鬼板。
昔のものなのかしら?

横にまわってみました。
大きなイチョウの木が葉を落としています。


奥に続く建物も同じく上田蚕種協業組合のものっぽいです。


こんな街中でも色付く葉。
山はさぞかし・・・



【上田蚕種協業組合事務棟】
長野県上田市常田3-4-57
見学は外観のみ