江戸時代から続く名主屋敷である『高澤記念館』は
高澤家住宅長屋門
高澤家住宅主屋
高澤家住宅離れ
高澤家住宅納屋
高澤家住宅土蔵
の5棟が国登録有形文化財に指定されており、
江戸時代末の豪農の様相を知る養蚕農家住居として歴史的価値が高い建物。
現在は染色と陶芸の工房ギャラリー兼住宅として使用されています。
実は以前からここが文化財に指定されていることは知っており、
ずーっと来たいと思っていました。
本日、行田市に来たのは、ここが目的だったと言えます。
車じゃなきゃ無理かもと思っていたのですが、
実際はレンタサイクルでも簡単に来られる距離でした。
以前は内部非公開だったのでしょうが、今はカフェも営業しており、
そこを利用することで内部に入ることが出来ます。
有難いです。
ちなみに、このカフェ利用の収益は、文化財維持に活用されているそうです。
そうとなれば、がっつり食べねば~。
広大な敷地ですが、入口は小学校側にあります。
【高澤家住宅長屋門(たかざわけじゅうたくながやもん)】
登録有形文化財(建造物)
敷地の南方に位置し、南面して建つ。
間口・奥行共5.5m
切妻造・桟瓦葺
乳金物を飾った両開板扉を吊り込み、東脇に潜戸を設ける。
両側の平屋建物置は火災により改築しているが、中央の門は残る。
その規模等から往時の豪壮な表構えが伝えられる。
なんかいろんな看板が脇に掲げられていますね。
ランチは「さきたま古墳古代米カレー」が名物らしいです。
今度食べてみてくださいねと勧めて頂きました。
正面がカフェの入口でもあります。
【高澤家住宅主屋(たかざわけじゅうたくしゅおく)】
登録有形文化財(建造物)
木造2階建・切妻造・桟瓦葺
1階は出入口から南北に土間があり、
その東側に板の間、西側に畳部屋6室を配す。
2階は蚕室を設ける。
越屋根や両妻面の高窓が養蚕民家の特徴を示す。
主屋は木造2階建ての切妻造りで、2階には蚕室があり、
換気、光彩のための高窓が設置されています。
内部の土間の天井から見ると、2階の天井の高さと自然採光の明るさに驚きます。
※見学はできません
左手が板の間だったところで、一段上がった奥が座敷になります。
典型的な豪農の住宅間取りですね。
(父の実家を思い出す)
平成17年度に行田市の第1回「浮き城のまち景観賞」を受賞。
こんなに美しく飾られた文化財のプレートを見たのは初めてです。
女性ならではの感性ですね。
元土間だった場所をカフェにしているみたいです。
カフェは椅子席。
自家製ジャムや自家製ピクルスなど物販もあります。
手作りのアクセサリーなども販売していました。
先ほどランチは食べたので、ここではケーキを頂くことにしました。
本日のケーキは3種類あるそうです。
聞いても分からなかったので、カウンターで見せて頂きました。
選びきれず、2種類を頂くことに。
(自転車を漕ぐからいいよね・・・と言い訳)
珈琲はお代わり自由だそうです。
美味しいのに太っ腹~。
上がキャロットケーキ、手前がバスクケーキです。
一口食べて美味しかったもんで、サイドから激写。
カスタードクリームがとろっとしていて美味しいです~
販売もしているクッキーが付いていました。
サクサクしていて軽いです。
地図とにらめっこしていたからか、
マダムにどこから来たのか訊かれ、新宿からだと回答。
ここがご実家だという香織さんの旦那さんが作成したアクセサリーを購入し、
それをピアスにして頂いている間、
美人マダムが庭の花でミニブーケを作ってくれたそうです。
帰り際に頂きました。
まだ蕾のバラまであって、凄く嬉しかったです。
ササっとそういうことをする感性が凄いな。
ちなみにピアスはプレゼント用。
席を用意して頂く合間にチラリと見てもの凄く惹かれた作品でした。
今回、一番丁寧に持ち帰ったものかもしれん。
グッタリする前に激写しておこうと思ってみたり。
この日、一番良い時間を過ごした場所でした。
本当にカフェをしてくれていて良かったです。
建物も雰囲気も、無駄に今風じゃなくて、刻まれた生活が垣間見え、
文化財ファンとしては、かなりトキメキました。
また是非訪れたい場所です。
【高澤記念館】
埼玉県行田市長野3-5-41
(行田市立東小学校からすぐ)
営業時間 11:00~17:00
(ランチ 11:00~14:00)
定休日:月曜~木曜
http://takazawakan.jimdo.com/