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有川浩さんのベストセラー小説を実写化したのが映画『図書館戦争』シリーズ。

国家による思想検閲やメディア規制が横行する“日本の別の未来”を舞台に、

本を読む自由を守るため結成された図書隊の隊員たちの活躍を描いたものです。

今回の『図書館戦争 THE LAST MISSION』が最終話らしいのですが、

映画の成功によっては、スピンオフがありそうな終わり方でした。

気になったのは、エンドロールが流れ始めると席を立つ人がチラホラ居たのですが、

間に「つづき」が挟まるので、一応最後まで観た方がイイかも。

さて、感想です。

手塚光の兄「手塚慧」役の松坂桃李さんが結構印象に残ります。

上手いのかと訊かれると、よくわかりませんが、

この人は悪役が出来る人なんだなぁと思いました。

もっとアイドル寄りの俳優さんなのかと思ってました(失礼)。

ってか、「手塚慧」は悪役のまま終わるんかいっ、て感じですね。

原作の“ブラコン”路線で終わらせて欲しかったなぁ。

それと、相島一之さん演じる良化特務機関の「尾井谷(びいたに)」が、

送られて来なくなった画像に向かって無言で立っている最後のシーンも印象的でした。

あれは何を考えているシーンなんだろう? 何を思っていたんだろう?

などと、脇役の方々が気になりました。

ってか、「手塚光(福士蒼汰)」は何処を撃たれたの?

狙撃で伏せていたから撃たれたのは頭に近い場所だと思っていたら、

最後の方でヘルメットを脱ぐシーンがあり、

ものごっつい違和感を覚えたんですが。

もしかしてヘルメットを脱ぐシーンは「手塚光」じゃなかったのかな。

本編で最も長い時間を割いていたのが、銃撃と格闘のシーン。

岡田君の見せ場だなぁと常に感じで観てました。

アクションが出来る若手俳優って、岡田君と佐藤健ぐらいかな、今は?

かなり“本格的”でした。

身に付いたものがある人だと思って観ていると、

全てのアクションに説得力が出ますね。

高い所に上がる際、壁を蹴って上がるなど、

細部に至るまで観てしまうというか。

それと「笠原郁」役の榮倉奈々さん。

今まで上手いと思ったことのない女優さんでしたが、

彼女の演じるこの「笠原郁」は魅力的ですね。

最後のシーンでの岡田君とのやり取りでは、

館内に、ほわ~んとした微笑みの波が起こっていたし。

もしかしたら上手いのかもしれん。

少なくとも「笠原郁」は当たり役かも。

さて、蛇足なれど、最後のパネル展示の

キャプションと言う名のポエムは寒かった。

これは検閲しろよ、良化特務機関!

と思わなくもない。

本日で封切り3日目ですが、映画館はほぼ満員でした。

若い人は『バクマン。』を観に行っているっぽく、

図書館戦争を観に来ている人は二十歳以上(もしくはアラフォー)が目立つ。

大人の人が萌える映画なのかもなぁ、『図書館戦争』って。

それはそうと、本日は「バリアフリー上映」だったようで、

最後にアンケートに答えて参りました。

視覚障がい者・聴覚障がい者の方でも楽しめるように

『図書館戦争』と『バクマン。』は音声ガイド付きで上映していたらしいです。

アンケートに“気になりましたか?”という設問が何個もあったけど、

そういうことが映画館で気になるハズも無いよなぁ。

個人的に気になるのはマナーに反する行為と、

食べ物の臭いだったり、靴を脱いだ臭いだったり、だし。

まあ、それは兎も角、本日は

「auマンデーって祝日もOKなんだ。しかも二人分のチケットを買えるんだ」

という情報を得て、ちょっと得した気分になりました。

auで良かったです。


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