
一期一会という言葉が嫌いです。
二度と同じ日は無いということを痛感させられ、
とても寂しい気分になるからです。
楽しい時間に類似する出来事はあっても、
同じメンバーではなかったり、同じ感動ではなかったりする。
そういう一期一会を感じさせる時間が今までは大嫌いでした。
でも、最近はワタクシの心理も変化しつつあり、
一生に一度しかない一日というものを、
本当の意味で理解しつつあります。
そして、ガンジーの言葉を思い出すのです。

明日死ぬかのように生きるとなると、
物や人に執着できなくなりますね。
人以前に、
何かに執着する自分にも執着できなくなるというか。
この歳になり、
少しずつ何かに執着しなくなったワタクシですが、
未だに執着して捨てられないものが書籍。
漫画や雑誌、単行本はポイポイ捨てるのに、
その他の書籍は捨てられません。
何度も整理しようとするのだけれど、
やっぱり拾ってしまうんですよね。
その度に罪悪感が芽生えるのですが、
先のガンジーの言葉を思い出すんです。
“永遠に生きるかのように学べ”
書籍は学ぶツールだから、置いててもいいよね
と自分に言い訳をしてみたり。
どうしても捨てられないものに、絵本もあるんですけどね。
また、最近タブレットのメモリを食いまくっているのが電子書籍。
ダウンロードし過ぎて、そろそろヤバい。
整理しようとするのだけれど、
整理する前に内容を確認しようとして、つい改めて読んでしまうことの繰り返し。
なかなか捨てられません。
本を読んで、まだ楽しいと思える自分に満足するんですよね。
いつもと変わらない精神状態かを判断するツールが、本であるというか。
活字を追える精神状態は、なかなか健全なのではなかろうか。
蛇足ですが、
当然、推理小説は初回が一番面白い。
嗚呼、ここにも一期一会の法則が・・・