新江戸川公園


目白台一帯は、江戸時代、熊本藩・細川家の下屋敷だった場所です。

1960年に東京都がその一部を購入し、その翌年には公園として開園しました。

1975年に都から文京区に移管され、

現在は文京区が管理し、一般に開放されています。

実はワタクシ、この一帯にはよく散歩に訪れます。

椿山荘はワタクシ兄妹達が子供の頃にディナーデビューしたホテルなもんで、

妙に郷愁にかられるんですよね。

ゆえに懐かしんで、ちょいちょい足を運んでいます。

その、ほぼ隣にあり乍ら、新江戸川公園に来るのは初めて。

理由は、その存在を認識していなかったからです。

でも、古い建物について興味を持つと、視野が広がるんですね。

この公園に『松聲閣』という大正時代の建築物があることを知りました。

木造二階建てっぽい。

そりゃ壊される前に見ておかんとあかんでしょ思い、本日向かった次第です。

しかーーーし!

現在、工事中でした。

建物の老朽化が激しくて、今年まで改修しているんだとか。

嗚呼、文京区のホームページを確認してから来ればよかった・・・。

新江戸川公園
意外に広い園内。
蚊の居ない秋になったら散策してみようと思います。


新江戸川公園
神田川に沿って壁(工事中)が無くなっていたもんで驚きましたが、
来年まで擁壁改修工事中なんですね。
ってか、この看板があるので後ろの説明文が読めないんですのー。


新江戸川公園
色々と老朽化が著しかったんですねぇ。
ってか、ここが目白台の一丁目一になるのか。


新江戸川公園
日中は工事中なので道路から園内が見えます。
今だけのロケーションですね。


新江戸川公園
さて、園内へ・・・って

新江戸川公園
松聲閣は工事中だったのかーっ!

新江戸川公園
足場の間から懸魚(げぎょ)が見える。

新江戸川公園
木戸も見えますが、これまた老朽化で使えないんだそうです。
これも無くなるか新しくなるんでしょうね。


新江戸川公園

新江戸川公園
松聲閣って結構大きな建物なんですね。
ああ、改修前に見たかった・・・
(時すでに遅し)


新江戸川公園
[回遊式泉水庭園]
夏なので、木々が鬱蒼と生い茂っています。


新江戸川公園
これまた老朽化で使用禁止の橋。

新江戸川公園
コンクリート製ですかね。
苔が生えてる。


新江戸川公園
松聲閣の名にちなんでなのか、園内には松が多い気がします。

新江戸川公園
ヤマボウシの実。

新江戸川公園
蜘蛛の糸に落ちた雨が水滴を作り、キラキラと輝いていました。
ここに蜘蛛の糸があるよ!と存在を示してくれるので、雨の公園は好きです。
(蜘蛛の糸が顔にかかった時の不快感は半端ない)


新江戸川公園
もの凄く目が悪いのに、何故か茸だけは発見できちゃう不思議。
もしかしてワタクシ、何らかの素質があるのではなかろうか?


新江戸川公園
キンシバイかな?

新江戸川公園
湧き水を利用したせせらぎもある。
雨が降っているので一層綺麗に見える。


新江戸川公園
園内には様々な形の灯篭が点在しています。

新江戸川公園
灯篭の形状(名称)について現在勉強中のワタクシ。
まだまた知らない名前の灯篭が沢山あります。


新江戸川公園
これはもしかして、灯篭か何かの土台なのかな?

新江戸川公園
園内から永青文庫に入れる門があるようです。
(今まで知らなかったわ)


新江戸川公園
次に来るのは9月19日以降にしよう。
蚊も居なくなってるだろうし。
もしくはもっと遅い時期の、紅葉を見に来ようかな。

実は先日、昔感動したのに写真を撮らなかったことを後悔していた建物を思い出し、

実際に見て写真に撮っておこうと思って事前にストリートビューで確認したのですが、

探しても無いと思っていたら、現在はその一帯がマンションになっており、

記録する前に消失してしまったことに強いショックを受けておりました。

かなり格好良い木造建築物だったのに…。

まあ、耐震とか耐火とかが今の基準に合わないのでしょうが、

今どきの小奇麗なマンションになっていたのには衝撃を受けました。

ということで、後悔する前に見たいものをこの目で見て記録しておかねば!

と強く思った次第です。

その矢先の、本日の現状。

嗚呼、スクラップ&ビルド、待ったなしって感じ。

あ、いや、松聲閣は壊される訳ではありませんが、

新しくなるに等しい訳で、なんだかね。

こうしているうちにも、日本のどこかで、

ワタクシが目にすることもなく消えていく建物があるんだろうなぁ。

行けるうちに、一軒でも多く見に行かねば。



新江戸川公園
【新江戸川公園】

東京都文京区目白台1丁目1番
開園時間 9:00~17:00
(11月から1月は9:00~16:30)


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