
階段左下には番号が振られていました。
目黒雅叙園と云えば、「百段階段」。
東京都の文化財に指定されている有名な建築物です。
ここを写真に収めたいという野望が叶うイベントが昨日よりスタートしましたので、
前売り券を入手して、ちょっくら行って参りました。
ちなみに、めっちゃ混んでます。

階段を100段登る訳ですが、数段毎、右側に部屋があるので苦になりません。

[十畝の間]
荒木十畝による四季の花鳥画が描かれています。

天井全てに絵が描かれていて、何処を撮ればいいのか若干パニクる。

長押は黒漆に螺鈿細工。


フラッシュ厳禁なので細部が分かり難いですが、全てがキラキラしている気が・・・

組子細工は部屋ごとに違うそうです。

この部屋は
【葛飾北斎のあかり ~葛飾北斎の「浮世絵あかり行燈」】
というタイトルが付いていました。

平成28年4月開館予定の「すみだ北斎美術館」の協力によるものだそうです。

灯りを見るべきか、建具を見るべきか、悩む。

右端の作品。

床框も黒漆に螺鈿細工です。
ヒーっ。

錺かんざしは三浦孝之さんの作品。


江戸切子は山田真照さんの作品。

百段階段の天井にも絵が描かれています。
登って行くうちに感覚がマヒして、階段が地味に感じてきます。

階段途中にある窓。
装飾されまくりです。

[漁樵の間]
この部屋には
【祭りのあかり ~青森県・青森市「青森ねぶた祭」】
というタイトルが付いています。


室内はすべて純金箔、純金泥、純金砂子で仕上げられています。
どこを見てもキンキラキン。派手です。

彩色木彫と日本画に囲まれた天井と壁。

床柱は桧だそうで、ここに彩色木彫が施されています。
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床柱の左側の画。
もはや、何が何やら・・・

この天井は格天井で、金箔が貼られています。
ここまで来ると、恐怖を感じる。
この部屋では長居をしたくないかも。

彩色木彫は所どころ剥落が見られます。

維持が大変そうですね。

今回のチラシの画はこちらの「ねぶた」。

控えの廊下は、天井も床も黒漆塗りでした。

[草丘の間]
この部屋には
【夏のあかり ~江戸風鈴とアートの竹林】
というタイトルが付いています。

その「竹林」部分。

「篠原風鈴」製の500個の江戸風鈴が飾られています。

床の間にも風鈴が。

部屋を埋め尽くす風鈴は無色透明でした。

コーナーを飾る風鈴には彩色が施されています。

これ、朝顔ですよね?←一瞬、色的にスイカかと思った

柱に無数の落書きが見られました。
文化財に指定される前なのか後なのか・・・
後編につづく。

【「和のあかり×百段階段」展 ~日本の祭り、12 のあかり~】
開催期間:2015年7月3日(金)~2015年8月9日(日)
会場:目黒雅叙園 東京都指定有形文化財「百段階段」
東京都目黒区下目黒1-8-1
料金:1,200円(当日券)






















