寝込み続けて四日間。
ようやく寝床から起き上がり、本日の行き先に選んだのは青梅市でした。
体調が万全ではない為、大混雑する航空祭に行くのは断念。
四ッ谷駅から中央線に乗って、ぼーっと移動し、
登山装備の乗客の間を縫って、沢井駅下車。
その沢井駅から徒歩5分のところに福島家住宅がありました。
庭に面した中央が正式な玄関。
勝手口は右手にあります。
勝手口から入った土間の壁に並べられた農工具なと。
土間奥にある、おくどさん。
左側は既製品のようで、●●製と書いてありますが、読めませんでした。
二階では蚕を育てていたっぽい。
碍子に取り付けられた電機線が家中に張り巡らされています。
納戸の引き戸の組子が美しいですね。
六年前に住んでいらした方の遺影がお仏壇に飾られていました。
襖の絵や書画がとても立派です。
とても立派な座敷。
引き手もとても立派です。
[亀]
[鶴]
[蕪]
なぜ蕪なんだろう?
不思議なのが外側の開口部に和紙が貼られていること。
茅葺の軒が深いので雨が吹き込まないから和紙を使えるんでしょうか。
座敷から見た庭。
一番良い景色ってことですね。
紅葉しそうな木々も植えられています。
茅葺の屋根は来年春に葺き替えられるんだそうです。
今は屋根に付いた植物の種が芽吹いている状態。
庭に続く門。
杉皮葺きの屋根です。
どこに貼られていたのかは分かりませんが、内容は下の通り。
キリシタン疑惑がある者を見つけたら密告しろよ。
褒美を銀100枚から500枚やるよ。
ただし、隠していたら、そいつらも罪人とみなすよ。
的なことが書かれているっぽい。
ちょくちよく改修はされているそうで、最近では畳を変えたんだそうです。
維持が大変そうですよね。
奥多摩の紅葉はもうちょっと先かな。
って感じですが、紅葉のイベントはいろいろあるようです。
朝晩は冷えるので、もし来週向かわれる方は防寒をお忘れなく。