最近、人身事故が多いなぁ。
つい先日も重要な打ち合わせが某所であったものの、
誰も辿り着けずに時間が繰り下げられたばかり。
幸いにも、どの線が止まっても会社に辿り着けてしまうワタクシは、
いつも遅延で遅刻する人々の電話を受ける側におります。
有り難い身の上なれど、
それゆえの代役も多く、
狭量ながらも、通勤時の人身事故は
「お悔やみ」の気持ちが湧きにくいのが正直なところ。
「列車の左側を見ないで下さい。救出中です」
の放送を車内で聞いた人や、
火箸で散ったものを拾っている光景に出くわした人などもワタクシの身近に居るので、
満員電車率の高い朝の通勤時で、
そういう光景を目の当たりにした人はもっと多いのでしょうね。
遅延になると色々不具合も増える時期なので、
できれば人身事故は勘弁願いたい。
ワタクシは『自分が想像するよりも、人生は短い』と考える派なので、
「避けられる死」にはいまいち理解が及びませんが、
その「避けられる死」を選んだ当人が、
誰かの「避けられたかもしれなかった運命」を導き出している可能性には考えが及びます。
心の免疫力が低下して判断力が鈍っている時に、
その改札を通ってホームに立たなくても良いのではない?
そう言ってもその衝動が止まるわけでは無いと思うけれど、
「その瞬間」を見て、二度と電車に乗れなくなり、
人生が変わった知人を思うと、
その行為は、一種の破壊活動だと感じます。
明日は何事もなく平和な通勤風景であるといいなぁ、と願いつつ。