[ザゼンソウ(座禅草)]
学名:Symplocarpus foetidus Nutt. var. latissimus (Makino) Hara
サトイモ科の多年草。
全草に悪臭があるそうです。
仏像の光背に似た形の花弁の重なりが僧侶が座禅を組む姿に見えることが名称の由来。
花を達磨大師の座禅する姿に見立てて、ダルマソウ(達磨草)とも呼ぶ。
発熱時の悪臭と熱によって花粉を媒介する昆虫(ハエ)を誘き寄せる。
一つの肉穂花序には約100個の小花(両性花)があるそうな。
水芭蕉で溢れた湿地において、なかなか探すのが困難だったのが座禅草。
どうしてもこの目で実物を見てみたいという執念で見つけました。
環境省のレッドリストに登録はないが、都道府県によってはレッドリストに指定されている植物で、
19世紀の西洋では、呼吸器系疾患、神経症、リューマチ、浮腫の治療に用いられていたそうな。
この日、目にして一番嬉しかった植物かもしれん。
臭いはサッパリ感じなかったけれど、
もう少し暖かくなったら臭うのかもね。