手毬




最近、自分のクシャミの発声がオカシイ気がする。



素直にクシャミが出来ないっつーか、



何かに阻まれるっつーか。



今日も午後3時の珈琲が飲みたくなる時間帯にクシャミが出た。



一斉に爆笑&ツッコミを入れられた。



めーちゃんはヒーヒー言いながら笑い転げている。



普段は笑いを頑張って堪えている派遣さんが



笑いたくて千葉県民Tの顔を見て許可を得ているのが目の端に入った。



(職場では笑ってはいけないと思っているっぽい)



真黒田さんが、「何なんだよ!!」と笑いながらこっちを見て、



バウッって、犬かよ!!」



と指摘。



「しかも、たった一声で笑いを取るって卑怯過ぎだろ(笑)」



ワタクシ赤面。



うん、確かにバウッて言った気がする。



恥ずかしくて笑いの発作に見舞われるワタクシ。



めーちゃんはまだヒーヒー笑いながら、



「年取った犬のクシャミみたいだった」



と息も絶え絶えに指摘なさる。



一度ワタクシを襲った笑いの発作は一向に引く気配はなく、



息も絶え絶え過ぎて、言い訳も返せん。



ちなみにその後も、何度もクシャミの発作に見舞われたが、



あまりにも慎重に発声しようとしてクシャミが引っ込み、



全ては鼻水に進化してしもうた。



そういえばウルトラマンが飛び去る時のようなクシャミをするオジサンがいるけれど、



電車内でクシャミをするとして、



老犬とウルトラマンのどちらが破壊力のある笑いを生み出すことが出来るのだろう?



などと、どうでも良いことを考えつつ、



老犬のようなクシャミをしたことを有耶無耶にしようとしている今のワタクシ。







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