アンドーナツ
「自家製餡使用で包餡機は一切使用しないというのが職人のこだわり」だというアンドーナツ。




90歳を越えた職人が、グローブのような手で一つ一つ餡を包んでいるらしい写真の商品は、秋田の地元で【油パン】と呼ばれているんだそうです。



油で包装袋がテカテカのギットギトになっている姿は引くものがありますが、えらく煽るPOPにより、本日とうとうスーパーで手にとってしまいました。



こしあんだし。



そういえば子供の頃、近所にあった回転焼き屋の揚げ饅頭(パン)が大好物でしたわ。



ほんのり甘い生地の中にトロリと入った餡子のハーモニーが油で揚げられることによってカリカリのフワフワになって鼻腔を擽るっつー。



ああ、あのドーナツが食べたい!!



大人になったら大人食いしようと思っていたのに、お店のおじいさんも当たり前のように歳をとってしまうってことに気付いた時には、お店は無くなっておりました。



残念過ぎる。



そんな郷愁の揚げ饅頭を思い出すこのアンドーナツ。



思わず周囲の油を吸い取ったキッチンペーパーに火をつけてみたくなるほど、見た目からして高そうなカロリー。



一個だけでズッシリと満腹になり、12時間は何も要らないと思ってしまう重量感。



それに対して繊細な風味のこしあん。



身体に罪悪感を抱かせる食材は美味。



そう思わずには要られない、デヴまっしぐらって感じの逸品です。








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