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現在国内で流通している砂糖に興味が湧いています。

日本の砂糖市場では主に、「さとうきび」と「てんさい」が原料として使われており、

製造方法によって「分蜜糖(精製糖)」と「含蜜糖(未精製糖)」に大別されます。


日本で流通する砂糖の原料

  • さとうきび(甘しょ糖):国内流通の約6割を占めます。国内では鹿児島県の南西諸島や沖縄県で栽培されていますが、多くはタイやオーストラリアなどから海外原料を輸入して国内で精製しています。
  • てんさい(ビート糖):寒冷な気候を好むため、国内では100%北海道で生産されています。あっさりとした甘みと、腸内環境を整えるオリゴ糖が含まれているのが特徴です。

製造法

結晶と糖蜜を分ける「分蜜糖(ぶんみつとう)」
不純物やミネラルを取り除き、ショ糖の結晶だけを取り出した精製糖です。クセがなく、どんな料理にも合わせやすいのが特徴です。

  • 上白糖(じょうはくとう):日本独自の砂糖で、国内消費量の約半分を占める最も一般的な存在です。しっとりとしていてコクがあります。
  • グラニュー糖:世界中で最も広く使われているサラサラした砂糖です。お菓子作りやコーヒー・紅茶の甘味付けに好まれます。
  • 三温糖(さんおんとう):上白糖などを取り出した後の糖液を、さらに煮詰めて作られます。加熱による焦げ(カラメル化)で茶色くなっており、特有の香ばしさと強いコクがあります。
  • 白ザラ糖(しろざらとう):高級な和菓子や果実酒に使われる、結晶が大きくて無色透明な砂糖です。
糖蜜をそのまま残す「含蜜糖(がんみつとう)」
原料の絞り汁をそのまま煮詰めて作られるため、ミネラルやビタミン、独特の風味やコクがそのまま残っています。健康志向の高まりから近年特に注目されています。
  • 黒糖(黒砂糖):さとうきびの搾り汁をそのまま煮詰めたものです。濃厚な甘みと独特の渋み・コクがあり、カリウムやカルシウムなどのミネラルが非常に豊富です。
  • きび砂糖:白砂糖と黒糖の中間に位置する砂糖です。さとうきびの風味やミネラルを程よく残しつつ、粉末状で溶けやすいため、普段の料理に白砂糖の代わりとして使いやすいのが魅力です。
  • てんさい糖:てんさいの蜜分をそのまま残して乾燥させた茶色い砂糖です。お腹に優しいオリゴ糖が含まれており、まろやかな甘みがあります。


日本で消費される砂糖の約35%〜40%前後が国産で、

残りの約60%〜65%を海外からの輸入に依存しています。

そして国内生産の砂糖(国産糖)の割合は、圧倒的にてんさいが多くを占めます。

国産糖の約8割、砂糖流通全体の約30%が北海道産のてんさい糖です。

沖縄・鹿児島産のさとうきびは国産糖の約2割、砂糖流通全体の約10%になります。


輸入元の国別割合
  1. オーストラリア
    輸入国割合約75〜80%
    近年、日本への供給シェアを急速に拡大している最大の輸入元
  2. タイ
    輸入国割合約10〜15%
    かつてはオーストラリアと並ぶ2大輸入元だったが近年は比率が減少傾向
  3. その他アメリカ、中国など
    輸入国割合はわずか
    チョコレートや製菓用の「加糖調製品(あらかじめ砂糖が混ざった原料)」などの形で輸入されている


特定の砂糖カテゴリーや裏面の「原材料名」において、

中国産という表記を頻繁に見るようになりました

調べたところ、一般的な白い砂糖の輸入元はオーストラリアが主流ですが、

黒砂糖などの含蜜糖の分野では、中国が最大の輸入元となっているようです。

日本が輸入する含蜜糖のうち、約半数以上が中国産だとか。

特に加工食品の表記で、中国産の砂糖と書かれたものを多く目撃するようになりました。


日本では国産の砂糖農家を保護するため、海外から「砂糖そのもの」を輸入する際に高い調整金(関税のようなもの)を課しています。
これを回避するため、食品メーカーは砂糖にあらかじめココアや粉乳などを混ぜた「加糖調製品」という状態で、関税の安い海外から大量に輸入しています。
この加糖調製品の主要な生産国の一つが中国であり、日本の食品産業の製造コストを抑えるための重要な調達先となっています。


広西チワン族自治区と雲南省が、中国でのは圧倒的なシェアを誇る2大産地で、

中国で生産される砂糖全体の約8〜9割を占めています。

個人的には、国産糖が十分に守られているように見えず、

海外産に押されているように見える。

見えるだけではなく、実際に押されているようで、

沖縄の離島や鹿児島、北海道の農業現場では高齢化と後継者不足、

肥料や燃料の全般的な高騰が直撃しているため、

国の制度としては国産糖の価格を守ろうとしても農業の担い手自体が減っているため、

供給力や存在感が落ちてしまっているそうです。

食料安全保障で強力に守ろうとしていても、制度の防壁が徐々に無力化しつつあるみたい。

こうなると「完全国産糖」を知りたくなってきます。(というか欲しくなる)

完全国産糖のひとつが、徳島県や香川県の一部で古くから作られている和三盆。

この地域だけで栽培される竹糖(ちくとう)という細いさとうきびが原料で、

職人が「盆の上で砂糖を三度ほど揉み洗う(結晶を研ぐ)」という手作業で作られています。

だから高級品なんですね。

ちなみに香川県といえば、香川大学の長年の研究から生まれた、

自然界にわずかしか存在しない希少糖「アルロース」。

カロリーがほぼゼロで、食後の血糖値上昇を抑える効果などが話題を呼び、

現在非常に注目されているそうです。

個人の味覚や求める美味しさによって正解は変わりますが、

砂糖のプロや料理人、グルメな人が

「明らかに別格で美味しい」と高く評価している純国産糖を

三つほどAIに厳選して貰いました。


明らかに別格で美味しいといわれる純国産糖三選

  1. 唯一無二の口どけと余韻:『岡田糖源郷 阿波和三盆糖』
    和三盆の伝統を実直に守り続ける、徳島県の岡田製糖所の和三盆糖。
    味の特徴:
    口に含んだ瞬間に、粉雪のように「スッ……」と儚く溶けて消える圧倒的なキメの細かさです。後に残るのは、嫌味のない非常に上品ですっきりとした甘みと、特有の押し寄せるような風味(コク)。「砂糖そのものをそのまま食べて美味しい」と感じられるのは、和三盆をおいて他にありません。
    おすすめの食べ方:
    まずはそのまま一つまみ食べてみてください。その他、珈琲や紅茶に添えたり、高級和菓子や繊細なクッキー作りに使うと劇的に味が変わります。
    買える場所:
    全国の主要百貨店(高島屋や三越伊勢丹などの銘菓・高級調味料コーナー)、岡田製糖所のオンラインショップ

  2. ミネラルと塩味の完璧なバランス:『波照間島産 純黒糖』
    沖縄にある8つの黒糖生産島の中でも、トップクラスにファンが多く「最も濃厚で美味しい」と言われることが多いのが波照間(はてるま)島産の純黒糖。
    味の特徴:
    ただ甘いだけでなく、さとうきび本来の力強い「コク」と「ほのかな苦味」、そして南国の潮風がもたらす「絶妙な塩味」が一体となっています。味が非常に立体 comercial 的で、ひとくち噛むだけで口いっぱいに贅沢な深みが広がります。
    おすすめの食べ方:
    細かく砕いて、バニラアイスにトッピングすると高級デザートになります。また、豚の角煮や煮物、カレーの隠し味にひとかけら入れるだけで、何時間も煮込んだような深いコクが出ます。
    買える場所:
    成城石井、カルディ、沖縄アンテナショップ(わしたショップ)、大手ネット通販

  3. まろやかさの極み:『山口農園 北海道産 有機てんさい糖』
    一般的なてんさい糖よりもさらにこだわり、化学肥料や農薬を一切使わずに育てられた北海道産の有機てんさいを原料にした、非常に希少な砂糖です。
    味の特徴:
    白砂糖のようなツンとした刺激的な甘さが一切ありません。舌を包み込むような「極めてまろやかで、やさしい甘み」が特徴です。素材の味を邪魔しないため、料理全体の味を底上げしてくれる美味しさがあります。
    おすすめのベース:
    毎日の卵焼き、和食の煮物、自家製の梅シロップやジャム作りに使うと、仕上がりが驚くほど角の取れた、優しい味に仕上がります。
    買える場所:
    自然食品店(ビオセボンなど)、こだわり食材を扱うセレクトショップ、ネット通販


 

レアな砂糖を試したいけれど、今まで自分が何を買ったのか覚えていないため、

一度整理してから各ショップを覗きに行こうと思います。

塩も面白いけれど、砂糖も食料安全保障が絡んでいて興味深いと感じます。

岐阜県海津市に「中日本氷糖 氷砂糖資料館」という氷砂糖に特化した資料館があり、

一度足を運びたいとは思うものの、養老鉄道沿線なのでかなり遠そう。

バスツアーも無いので、興味がありそうなドライバーを探して行きたいと思っています。

平日しか開いていないところもハードルが高いのよねぇ。

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上写真の裏側表記


写真の砂糖の販売価格:[左]439円(税込),[右]435円(税込)
購入場所:松坂屋上野店


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