
宝暦元年(1751年)創業の『総本家 船橋豆長。
江戸時代の将軍は、第9代で徳川家重の時代ですね。
東京だと結構な老舗になりますが、
応仁の乱の話が出てくるお店の後で向かうと、
「ほほう」程度で流してしまいそうになります。
しかし行ってみると、ここがなかなか面白く、記憶に残るお店となりました。

メインの商品は五色豆ですが、甘納豆類も人気みたい。

量り売りもありますよと教えられる。
「箱は高いからね」と笑うチャーミングなご高齢の店主さん。
100gで500円(税込)は今の時代には破格値だと感じる。

雑然とした中にも、ご高齢の店主さんが動き易い導線があり、配置があるのだろう思われます。

量り売りで五袋注文。
色分けされている豆を丁寧に袋詰めする店主さん。
湿度を保つためか分厚い紙で覆われている箱が興味深い。

丁寧に選別しているなぁと思ったら、「試食」と言って出されたのがこちら。
試食という量ではなく、ほぼほぼ商品じゃんという大盤振る舞い。
予想していたほど硬くなく、糖衣と豆の食感が他店にはないオリジナル感があります。

持って帰っても良いよと言われたので試食品を包ませて頂きました。
あとでテープを貼ろうか? と訊かれたけれど「大丈夫だと思います」と言って見せたら
「上手に包んだね」と褒められました。ワーイ。

ひとつ友人に渡したので残りは4つ。

入口天井に設置されている電気ストーブらしきものが面白い。
現役で使えるのかな?
次回も是非立ち寄りたいので、
店主さんが長くお店に立てるほどお元気だといいなと思っています。
次回は人気の甘納豆を買ってみようと思う。
ちなみに五色豆の中身は、えんどう豆だそうです。
ニッキが苦手な人は茶色を除くと良いらしい。
ニッキが苦手だと言う人が多いので、
五色豆を量り売りする時も事前に訊くようにしているんですって。

【総本家 船橋豆長】
京都府京都市上京区西堀川通今出川下る竪門前町396
営業時間 8:00~16:00
定休日:日曜、祝日
※現金のみ






















