
窯元である樂家に隣接して建てられた『樂美術館』は、
1978年樂家14代吉左衞門・覚入によって開館しました。
樂家歴代作品を中心とし、茶道工芸品や古文書などを中心に展示されています。
樂焼(らくやき)は、利休の侘び茶に叶う茶碗(樂茶碗)を生み出したのが始まり。
また樂という屋号は、豊臣秀吉に聚樂第からとった樂の銀印を下賜されたのが由来
という説があるそうです。
個人的には樂茶碗に興味がないのですが、
友お茶を嗜む人たちがのために同美術館に同行しました。

自転車で来たため駐輪する場所に迷っていたら案内の方が出てきてくださり、
駐輪場所を指示してくれました。
(自転車の置き方が拙いとご近所さんから苦言を呈されるらしい)

石碑が建っています。

陶板のプレート。
平成23年4月1日に財団が公益法人化しました。

入口に合った花の名前を根元で知る。
これが藤袴なのか。

アプローチにあった石像。これは亀?

おもしろい造りの入口(靴脱ぎ場)。

美術館すぐの休憩室(待合室)。

休憩室から見える庭。
睡蓮鉢が格好良い。
なんとなく好みに合致するものが二つほどありましたが、
それ以外は「なるほど」という感想でした。
千利休の好み(美意識)は、434年経っても揺るぎなく受け継がれているんですね。
好みの振り幅が大きいワタクシには聊か窮屈に見える世界です。
「侘び」を作り続ける血を記す家系図を見ても、そのように感じました。
家系図にただ「女」と書かれる女性たち。
ここに名前を記せ、そして作品が展示されている女性は、
相当凄い人だったんろうなぁ。

【樂美術館】
京都府京都市上京区油橋詰町87-1
開館時間 10:00~16:30
休館日:月曜、展示替え期間、年末年始ほか
https://www.raku-yaki.or.jp/museum/






















