
夏季休暇のカケラを消費し、午後から分身ロボットカフェ『DAWN ver.β』に行って参りました。
認知症の方と地域を繋ぐカフェや、障害のある方が働くカフェの話を聞いたことがありますが、ここはもっと重度というか、動けない方がロボットを介して人と繋がるカフェです。
接客するのはロボットで、その先に居るスタッフがその方々。
どのような仕組みなのかを実際に見てみたいと思っておりました。

場所は日本橋本町。
JR新日本橋駅が最寄り駅なのですが利用したことがないため神田から自転車で移動。ちょうど向かい側に大きなポートがあるのでかなり便利です。
自転車を止めて信号を渡り、店内へ。驚くことに、客の殆どが外国人観光客でした。
良く知ってるなぁ! そのリサーチ能力に驚くわ!

表に英語の看板が出てたわ。
システムがよく分からないので、数人いるスタッフさんの一人に訊いてみました。
入口のカウンターで分身ロボットが案内してくれるらしい。
接客はトップの写真の分身ロボットがしてくれます。
中の人(パイロット)の紹介は、タブレット端末に掲示してありました。
この方、日本語だけでなく英語対応もバッチリです。スゴイ。
◆ 分身ロボット「パイロット」とは
分身ロボットOriHimeで働く人々を、「パイロット」と呼んでいます。現在、60名を超える個性豊かなメンバーが日本国内外から勤務しております。カフェをきっかけにお客様とパイロットの間につながりや関係性が生まれるのも、分身ロボットカフェならでは。ぜひお食事とコーヒーを楽しみながら、パイロットたちと、お話してみてください。ついついタブレット端末の写真を見て話しちゃうんだけれど、よくよく考えたらカメラは分身ロボットの額にあるのよね。
分身ロボットの顔がつるっとしているので、なかなか視線を合わせ難いかも。
基本的に入場料制ですが、一部入場料が必要ない席もあります。
今後システムが変わるらしいので、今だけの話になりますが。

割といいお値段ですが、分身ロボット維持費だと思えば安いぐらいかも?

ラテとプラントベース 焼肉サンドで、合計1,672円(税込)でした。
※キャッシュレス決済オンリー
私はパイロットの接客を要していなかったので無料のコーナーに座りましたが、有料スペースはかなり盛況でした。(待ち時間が出ることが多々あるらしい)

後から気付いたのだけれど、床にエリアの説明がありました。

左が入口、右が受付。カウンターの右側が有料スペース。

有料スペースとの分岐点はこの樹のオブジェでした。

床のラインは分身ロボットが走行するところなんですね。

窓側が無料のカフェスペース。
ここでも十分楽しめました。

給仕する分身ロボット。
胸のところにパイロットの紹介が付いています。

グッズもあります。
寝たきりでも働ける時代になったんですね。未来に居るなという実感があり、ちょっと感動しました。
高齢で動けなくなったとしても、こういうコミュニケーション手段があれば社会貢献できそうな気もする。アタマが使えれば、ですけれども。
素晴らしいアイデアと取り組みに感嘆しつつ、今後どのように進化していくのか動向を注視したいと思います。

【分身ロボットカフェ DAWN ver.β】
東京都中央区日本橋本町3-8-3 日本橋ライフサイエンスビルディング3 (1F)
営業時間 11:00~19:00
定休日:木曜(祝日の場合は営業)
※OriHimeダイナーは完全予約制(当日予約不可,事前決済,利用は2名以上)
※支払いはキャッシュレス決済のみ
※一部の席を除いてOriHime接客サービス料として入場料金が必要
https://dawn2021.orylab.com/
https://www.instagram.com/dawncafe2021/
※一部の席を除いてOriHime接客サービス料として入場料金が必要
https://dawn2021.orylab.com/
























