「まいまいず井戸」とは武蔵野台地に今も一部現存している井戸のひとつ。

擂鉢状に掘った土地の中央に井戸があり、

井戸に向かう歩道がカタツムリの殻模様のようにつくられています。

その姿を実際に見てみたくて、朝から羽村市に行って参りました。

「青梅新町の大井戸」が有名らしいのですが、行き易いのは羽村かなと思って。

なんといってもJR羽村駅から徒歩1分のところにありますから。

(「青梅新町の大井戸」は河辺駅から徒歩約30分)

この井戸がある五ノ神社(ごのかみしゃ)は推古天皇9年(601年)創建だそうですが、

井戸自体は鎌倉期のもののようです。

image
井戸は五ノ神社境内にあります。

image
image
案内板は保存会と教育委員会による2種類設置してありました。

image
この馬頭観世音の道標は移設されたものらしい。
道標の役割を終えているということですね。

image
井戸周辺には柵が設けられています。

image
入れないのかな?

image
と思ったら出入り口がありました。

image
雨が降っているので慎重に下ります。

image
井戸に向かって垂直に階段をつくるよりも、
なだらかなスロープになっている方が汲んだ水を運びやすいでしょうね。
そもそも水源がかなり深いところにあるのかも。

image
よく整備されているので道が分かりますが、
朽ちるに任せていたら危険だったでしょうね。(井戸だけに)

image
井戸には紙垂が掛かっています。

image
関東地方整備局のサイトによると、
井戸自体の直径は1.2m、深さは約5.9mあるそうです。

image
井戸の「井」の漢字そのものの姿ですね。

image
ちょっと覗いてみたけれど暗くてよく見えませんでした。

なぜ井戸をこのように掘るのかというと、武蔵野の土壌が脆いかららしいです。

柵がある井戸の端の外周は約16m、入口から井戸のある場所までの深さは約4.3m、

入口から井戸までの道は約40mあるのだとか。

井戸は昭和35年に町営水道が開設されるまで約200戸の家庭で利用されていました。

水は地表から約7~10mの深さにある「武蔵野礫層」に蓄えられており、

その上を関東ローム層が覆っています。

柔らかい土質だから井戸が掘り易かったのかな?

気になるので、

今後は関東ローム層についてよく分かる施設を探して訪ねてみようと思います。

image
境内の隅に謎の木材が置いてありました。
根っこだよね?


image
【五ノ神まいまいず井戸】

東京都羽村市五ノ神1-2-1 五ノ神社境内
東京都指定史跡


にほんブログ村 地域生活(街) 東京ブログへ