
照明器具はイメージです
昨日、家電量販店で照明器具を購入しました。
選択肢がほぼ無かったためPanasonic製品を選んだのですが
誕生月のポイントアップどころか通常のポイント付与も対象外だということを
支払い後のレシートを見て知りました。
これは「指定価格制度」をPanasonicが導入しているからで
日立GLSやApple、ダイソン、アイロボット(ルンバ)、バルミューダなどでも
「指定価格制度」により一部商品が値引き不可になっているようです。
「指定価格制度」とは、家電の販売価格を「販売店」ではなく「メーカー」が指定できる制度です。(2020年からパナソニックが導入)
家電業界では「メーカー指定価格」や「値引き不可商品」、「条件付き販売」と呼んでます。この条件付きというのが肝で、商品の売れ残りのリスクをメーカーが負う(委託販売)など、メーカーが直接販売するのと同等の条件が定められているため、メーカーが小売価格を指定しても独占禁止法にはなりません。
値下げが前提の商慣習から脱却し、商品の長寿命化、生涯顧客化、
経営の安定化を図ることを目的としているようです。
安価な製品を購入する層は海外メーカーに譲り、機能を重視する層を取り込む。
ポイント加算などを含めて値引きをしないことで高級路線を維持し
他社との差別化を図ろうとしているのかも。
その点については理解できるものの、
「指定価格制度」を知っている購買者は今現在どれほど存在するのか?
コロナ禍だった2020年からスタートしているようですが、
同制度について周知することも徹底して欲しいなと
個人的には思っています。

