『源光庵』といえば、伏⾒城遺構の⾎天井が有名。
と思っていたのは俗物なワタクシぐらいで、
一般的には「悟りの窓」が有名だったらしい。
丸窓のある山門。
独特のビジュアルですね。
山門脇にある紅葉
真っ赤な紅葉もあります。
黄色と赤のグラデーションが綺麗です。
本堂裏の枯山水庭園では紅葉が見頃になっていました。
人が大勢いるため右手側は撮影せず。
上の写真と同じ紅葉です。
本堂に向かう渡り廊下から紅葉を眺める。
ここは「鶴亀の庭」という名前が付いているそうです。
約3,000年前の屋久杉から作られたという屋久杉屏風。
裏庭園を眺める書院にあった襖絵。
江戸時代中期の絵師 山口雪溪の水墨画です。
本堂には「萬徳殿」の扁額が掲げられていました。
額の周囲は金箔が貼ってあった(ある)のかもしれない。
本堂に掲げられていたもの。
見えなかったので撮ってみたけど読めない。
曹洞宗の寺院だから永平寺の文字があるんだろうか?
こちらが「悟りの窓」。
こちらが「迷いの窓」。
そして有名な血天井。
慶長5年(1600年) 伏見城の戦いで
石田三成に破れた徳川勢の鳥居元忠らが自刃した際の血痕です。
こちらは足形。
血天井を見上げると、喧騒が聞こえてきそうな気がします。
そして窓から外の紅葉を見ると、そこには静けさがある。
なんとも不思議な空間でした。
観光客の皆さんはだれも天井を見上げていませんでしたが
説明する人が居たらどういう反応を示すんだろう?
歴史を語る人が居なければそこにあるものはただの物だと
仄かに感じたひとときでした。
御朱印は書き置きでした。
(拝観者が多いのでやむなし)
【源光庵(げんこうあん)】
京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町47
山号:鷹峰山(林号:寶樹林)
宗派:曹洞宗
本尊:釈迦如来
創建年:貞和2年(1346年)
開山:徹翁義亨
正式名:鷹峰山 寶樹林 源光庵
別称:復古禅林
拝観料:500円
https://genkouan.or.jp/