昨日、帰宅途中にドラッグストアに立ち寄って中性洗剤を買ったついでに
市販薬を買うことにしました。
何処にあるかわからなかったので購入時にレジで尋ねたら、
二種類ほどの薬を持ってきてくれました。
そのうち調剤薬に近いといわれた方を選択。
価格も聞かずに購入したのですが、レシートを見て慄きました。
めっちゃお高い。
しかもその薬名ならば家に残っていた気もする。
もしかして余計な出費をしてしまったのではなかろうか?
と、若干重い気分になりました。
帰宅後に薬の箱をあけたら中はほぼ空気というか、
大きな箱の底にちんまりと横たわる薬のシート。(ってか箱が大きすぎ)
たったこれだけであの価格なのか?(一錠幾らなんだ)
と、重い気分が更に重くなりました。
一錠数百円…。
急速に高齢化が進んで高齢者の医療サービスの需要が増加すると
医療費全体が増加して医療保険制度の運営状況が悪化。
国の財政状況も勘案して自己負担額の見直しは起こり得ると予想しています。
医療費の自己負担が増加すれば、
病院にかかることも薬を処方して貰いそれを購入することも
働かない高齢者には難しくなるかもしれない。
2030年代から2040年代にかけて年金財政が赤字に転落する可能性があり
給付水準の見直しや税制の変更、
年金受給開始年齢の引き上げなどが行われる可能性もある。
ゆえに市販薬など高くて買えないという日がそう遠くない未来に訪れそう。
などと、いろいろ考えさせられました。
手にした薬の箱で未来を予想し、内容物がほとんど無い箱がとても重く感じる。
なるべく病気にならないよう、なるべく薬に頼らなくて済むよう
これからの日々を過ごさねばと仄かに心に決意が宿りました。
ピンピンコロリという言葉がポジティブに使われているけれど、
これからそれを実現するとなると年齢を多くは重ねられなくなるかも。
とネガティブに考えてみたり。
第二次ベビーブーム期の人々が高齢者になる2030年代。
身の丈に合った寿命であれるよう、今から考えておこうと思います。