鞍馬口通に面して建つ『さらさ西陣』は、
1999年(平成11年)に廃業した銭湯「藤ノ森湯」をリノベーションしたカフェ。
銭湯をリノベーションしたカフェとしてはかなりの知名度があり、
今なお若い女性たちに人気のスポットになっているようでした。
話題になった当初から行ってみたいと思い続けていましたが、
場所がちょーっと観光客には不便なエリアなのでクリアできず。
今回ようやく念願が叶いました。
そういえばクリスマスまで一ヵ月を切っているんですねと、ここで知る。
鮮やかな色合いのマジョリカタイルが異国の雰囲気を漂わせています。
これが浴場に貼られていた姿を見たかった。
どこを見ても見応えがあります。
これは湯舟への給水口かしら。
現在は使用が禁止されている鉛が入った釉薬で焼かれているマジョリカタイル。
富裕層にしか買えなかったタイルをこれほどの量使用しているなんて。
浴場を想像しながら珈琲を頂きます。
ワタクシが立っているところが女湯側。
脱衣所は格天井。浴場はタイル張り。
んなり豪勢な銭湯ですね。
脱衣所の壁は漆喰塗。
寒さを緩和してくれそうです。
ストーブが似合う空間だとも感じました。
浴場側の天井部は湿気を逃す造りになっています。
(窓の開閉はどうやってやるんだろう?)
カフェのフードメニューは意外といろいろありました。
でも珈琲(ラテ)を飲んでおく。
こちらはキャロットケーキ。(友人のチョイス)
上に乗っているのはレアチーズっぽい。
キャロットケーキはここのウリだったらしい。
ドアノブのトナカイがなんか可愛い。
二十数年目にしてようやく来ることが出来ました。
コロナ禍を経て、カフェ営業が続いていて本当に良かったです。
ちなみに浴槽は床下に隠されているそうです。
唐破風の兎の毛通しも凝っている。
【さらさ西陣】
京都府京都市北区紫野東藤ノ森町11-1 離楽庵WOODINN 1F
営業時間 [金土] 11:30~22:00 (L.O.21:00),[日~木] 11:30~21:00 (L.O.20:15)
定休日:水曜、不定
※電子マネー可
https://www.instagram.com/sarasa_nishijin/
https://www.cafe-sarasa.com/
※2003年7月、国の登録有形文化財(建造物)に登録
登録名称「旧藤ノ森湯」