船岡山南麓に位置する船岡温泉は今も現役で活躍している国登録有形文化財に登録されている銭湯です。
文化財の銭湯に入るチャンスなんてなかなかないもんで、今回の京都旅は我儘を言ってここに入りに来ました。
休憩所と脱衣所を仕切る欄間はびっしりと彫刻で埋められています。
格天井の桟は漆塗り。
色鮮やかなマジョリカタイルが貼られている玄関の腰壁。
文化財プレートを撮らせて頂きました。
隣接するこちらの建物は現在小洒落たショップが入っています。
スクラッチタイルの下には淡い色のマジョリカタイルが貼ってあります。
控えめ過ぎて気づきにくい。
銭湯のシステムがよく分かっていなかったのですが、これは癖になりそう。
こちらの銭湯は老若男女問わず大人気のようで、芋の子を洗うような混雑っぷりでした。
銭湯の入口にずらりと並ぶ自転車から推察するにどの時間に行っても混んでいるっぽい。
誰も居ない時間帯に撮らせて貰いたかったんだけれど、
建築祭などのイベント以外では難しいミッションかも。
【船岡温泉(ふなおかおんせん)】
京都府京都市北区紫野南舟岡町82-1
営業時間 [月~土]15:00~23:30,[日]8:00~23:30
船岡温泉利用料金:[大人] 490円(13歳以上)
http://funaokaonsen.net/
※2003年7月、国の登録有形文化財(建造物)に登録