「ミシュランガイド京都・大阪2024」で3つ星の評価を受けている『菊乃井 本店』。
友人が「行きたい」と言うので、予約が取れたらと返事をしたら、
その後、予約を取ったと連絡がありました。
容易くは予約が取れないと思っていたため少々驚くも、ラクして行けるなら有難い。
ということで、ウキウキしながらお昼時に行って参りました。
この藁にも意味があるんだろうなぁ。
席が堀りで大変助かりました。
庭の木々に鳥が来るのも目に楽しい。
女将さんか挨拶に来られ、ゆず酒(たぶん)を
手前の盃(伏せたものしか撮っていませんでした)に注いでくれます。
ここで菊乃井の吟醸酒を呑むのですが、それも撮り忘れました。
(2回も飲んだのに)
チェイサーの水はせっかくなので菊乃井ブランドのものを選択。
赤坂店の水もこちらのものが使われているそうです。
<八寸>
椿寿司 小川唐墨(イカで巻いてあります)
辛子蓮根 菜種辛子和え 鴨松風
鮟肝(薄い奈良漬けが付いています)
豆腐味噌漬け ザクロ
<猪口>
雲子蒸し トリュフ餡 浅葱
<向付>
やや厚めのてっさ。
柑橘と塩で食べる「てっぴ」。
レモン塩で食べるのであっさりして食べやすいです。
寒鰤 辛味大根 土佐醤油
<蓋物>
ぐじ蕪蒸し 海胆 木耳
百合根 三つ葉 銀杏 山葵
全部混ぜて食べてくださいとのことなので
(海胆が)勿体ないけど混ぜてみました。
めっちゃ美味しかった。
ここで菊乃井さんの純米大吟醸を呑む。
<酢肴>
香箱蟹 仏手柑 土佐酢ジュレ
(ハスと柿の酢の物)
お品書きに無し
<強肴>
鴨鍋 九条葱 下仁田葱 粉山椒
紀州の備長炭かな? という感じの高級そうな炭が使われていました。
<御飯>
いくら飯蒸し 大徳寺納豆
<止椀>
白菜すり流し 揚げ豆腐 黒胡椒
魚卵が苦手なので同席者に上だけ撤収して貰いました。
魚卵の風味が残っているのは致し方なし。
<香物>
柚子大根 大根葉浅漬け 白菜 赤蕪 割り干し大根
<水物>
カステラ キャラメルアイス 苺 ミント オレンジ キャラメルソース
(アレルギーなので蕎麦粉カステラを変更して貰っています)
「山道(やまづと)」という和菓子。
上が栗で下が小豆で作られています。
お抹茶とともに頂きます。
お品書きにはない一品でした。
実はワタクシ、最近発売になった村田さんの本を読んでおりまして、
女将さんが横に座って居られるところで開口一番「おいしい」と呟いてしまいました。
確かに「おいしい」という癖が付いているなと感じたところです。
その話などをしたところ、女将さんは感想を述べつつカラカラと笑っておられました。
そのやり取りすら、面白かったです。
接客業のプロとはこういうものなんだといろんな意味で勉強になりました。
まずもって所作が違うもんなぁ。(オーラも違うけど)
青菜を茹でる時に塩を入れる意味の有無など目から鱗で、
全体的になかなか面白い内容です。
【菊乃井 本店】
京都府京都市東山区下河原通八坂鳥居前下る下河原町459
昼 12:00~12:30までの入店,夜 17:00~19:30までの入店
定休日:第一、第三火曜
※要予約
https://kikunoi.jp/restaurant/