ちょいと前の出来事。
バスで座席に座っていたら停車後にご高齢の女性が乗って来ました。
ぼんやりと周囲を見回して席が空いていなければ立った方が良いかしら?
と思ったけれど、優先座席が空いていてそちらにお座りになりました。
ホッとしつつ何気に女性を見たら、ぼんやりしていた意識が覚醒。
ご高齢女性で初めて見ましたが、腕にはタトゥー(入れ墨?)が入っている。
袖口からのぞくそれが見間違いかと、こっそり二度見。
見間違いでは無さそうだと知り、窓の外を見ながら色々想像しちゃいました。
80歳代かと思ったけれど、もしかするともっと若いのかもしれない。
しかし、いくら若くてもご高齢であることには変わりないと思う。
今でこそ人種を問わずタトゥーをしている人を見る機会が増えたけれど
その女性がそれを施した時代はかなりレアだったのではなかろうか。
近年になってタトゥーを入れたのであれば、そのきっかけが気になる。
痛いらしいし、すごい勇気だわ。(シミ隠しとか?)
令和に生きている昭和生まれの人々には多種多様な履歴があるだろうけれど、
想像するにその方の場合、自伝的小説が書けるんじゃないかしら。
などと勝手に想像しておりました。
さて話しは少し変わって本日会社帰りの電車内で
目の前に立っていた若いカップルの話を聞くとはなしに聞いていたら
どこどこで見かけた「おばあさんが」云々の後に続いたフレーズが
耳にブッ刺さりました。
「幾つぐらいの人?」と彼氏が彼女に訊いたら、彼女曰く
「うーん、50歳ぐらいかなぁ」。
マジで!? 50歳女性は若者にとったら「おばあさん」なの!?
驚いたけれど一週間ぐらい前のニュースで、
刺された47歳女性を「高齢」と定義していたので
近頃は高齢という年齢が若年化しているのかも。
自分は中年だと思っていたけれど、
そうかぁ、四、五十代で既に高齢と言われるのかぁ。
今の日本人は、大人の2人に1人が高齢者ということになり、
定年がまだ先の現役社会人が多いことから
いずれ「高齢者」という言葉自体が狩られてしまうかもしれませんね。
ちなみにワタクシは彼らからするといったい幾つに見えるんだろう?
優先座席に座りたくなる時のために、ちょっと知っておきたい気がする。